物事を難しくしているのは?

【円満離婚のプロに聞く】離婚を考えたときに優先すべきことは? 子どもへの対応どうする?

「誰かのため」って言うのは、案外うそくさいのかも知れません。一度は深く繋がった絆を壊すのは簡単だけれど、夫婦とか家族って、壊れても一生続くのです。そういうもんです。はい。物事は案外単純なのかも知れません。難しくしているのは誰かな?

母親は見つからなくていい。面倒が増えるだけだから

とある女性から4年ぶりに連絡がありました。不倫をしているのに、それを隠して離婚を迫り、父親を家から追い出してしまった母親との生活を、半年前に終えたとのことでした。

当時、中学3年生だった彼女には、唯一無二の弟がおり、高校には進学しないで働くことを決意します。母親が、ろくに食事を作らなかったので、弟を助けたいと思っていたのです。

親の離婚を経験し、恋愛や結婚に夢も希望も見出だせず、子どもに嘘をつく母親に、日々恨みつらみを抱えて毎日を過ごしていました。

追い出された父親は料理人でした。日々の食事は父親が作っていたとか。母親から「高校ぐらい出なさい」と言われて進学しましたが、ろくに食べることが出来ませんでした。やがて彼女は弟を「養う」ために援助交際を始めてしまいます。その間、4年連絡が途絶えていたのです。

援助交際で得た収入は、弟の服やおやつ、給食費、時には食事を作り、自分のお弁当を作り、部活の費用に消え・・・そんな高校時代も終えて、今はドラッグストアに勤務。母親の家には代わる代わる男性が出入りしていたため、独立してアパートを借り、弟くんも今はそこから高校へ通っているとか。驚くべきことに、弟くんの高校入学手続き、学費の支払も彼女がしたというのです。

彼女は、しばらくは父親とも連絡を取り合っていて、1ヶ月に1〜2度、遠い街に住む父親と会ってお小遣いをもらったりしていたのですが、高校を卒業する直前、父親は肝臓を患って他界してしまいます。葬儀に参加したのは、彼女と弟くん、そして父親の内縁にあった女性でした。今もその女性は、母親のように彼女たちの面倒を見てくれます。

しかし、弟くんが不登校になり引きこもっている・・・ そんなわけで、たまさんに連絡をくれまして、週末、私と一緒に3人で、ちょっとした登山をしました。中学生だった彼女は、すでに「お母さん」の顔になっていました。

母親を怨み、ようやく絆を取り戻した父親が他界し・・・高校生でありながら姉が男性を相手に生活費を稼いでいたことを知ってしまった弟くん、なぜだか姉のことが許せなくなってしまい、自分の存在を恨んでいました。「俺さえ居なければ、お姉ちゃんがこんなに苦労することはなかった」と。

姉弟の母親は、今どうしているのでしょうか。もう半年以上、母親が家に戻った形跡がないそうです。

「捜索願は? 警察に相談しなかったの?」
「母親は見つからなくていい。面倒が増えるだけだから。好きな所に行けばいいよ。どうせ男の所に入り浸ってる。そのうち帰ってくると思う。卒業式に来てくれたのも母親じゃなく、父親の内縁の人だった」

下山した後、近場の温泉で汗を流しました。
弟くんがつぶやきます。

「俺って将来、父親になれる自信がない。父親みたいに早く死んじゃうんじゃないかな。わかんないけど。生きていても全然楽しくない。姉ちゃんはよくやってると思うけど幸せじゃないと思う。でも俺はどうしたら良いのかわからない。姉ちゃんも同じだと思うけど、家には戻りたくない」

「姉ちゃんにどうして欲しい?」
「幸せになって欲しい」

青森県は短命県と言われています。

塩っぱいものが好きだから?
朝からラーメン食べてるから?
喫煙率が高いから?
お酒が好きだから?
雪が多くて冬季鬱に陥るから?

どれもあるんでしょうけど、どれも違うような気もします。

姉弟は今、自分たちが幸せに歩める道を探し続けています。

(実話を元に再構成しています)

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日本人のタブーは家族の話

皆さんのタブー話はなんでしょうか?
お金の話? セックスの話?
個人によっても、相手によってもいろいろですが、いま一番タブーなのは「家族の話をすること」ではないでしょうか。津軽ファミリービジテーションホームは、家族にまつわるモヤモヤを話せるところです。
生活スタイルの多様化で、家族の形にもいろいろな形が出始めました。それが良いか悪いかと言うジャッジをしたくなる人も増えています。それぞれが不幸になることなく、不幸にすることなく、どうなれば幸せか探せるといいのに。
昔はああだこうだとナンクセを付けてくるジジババにはうんざり! …みたいな感じで、自分を語れない、自分の生き方を封印してしまう、という生きにくい社会になっているようです。

結婚もその一つなのでしょうか。
結婚するということは、二人の関係が、ひいては子供の関係が法的に縛り付けられるということです。無法なことにならないよう縛るという言い方もできますが・・・関係が悪化してしまうと法律だけではどうにもならない結末が待っていたりします。そこに、法律ではこうなっている!ということを説いても、その通りにはならないので日本のあちこちではおかしな事件が起きています。

統計によると、殺人事件の多くは家族間で発生しているとか・・・

好きあって、愛し合って、手を取り合って、協力しあって、幸せになれると思っていたら・・・いつの間にか、夫を殺したいと思っていたり、死んでしまいたいと思ったり。
今や「死にたい」などと口にすることさえ出来ません。杓子定規的な
行政が過剰に反応してしまい、警察が過剰に家族を保護したり、保健所が過剰な対応をしたりと、ろくな結果になりません。

先日、神奈川県座間市で自殺志願者をツイッターで誘い出し、アパートの一室で9人を殺害するという凶悪な事件が起きました。けれども、犯人が語った言葉は・・・「本当に死にたいと思っていた人はだれも居なかった。私は殺人を犯した」と供述しました。

さらにツイッター上では #しにたい というハッシュタグが流行しているようですが・・・こちらは「しあわせになりたい」の略だそうです。

これが意味するところは「死にたい(死にたいくらい辛い)」という気持ちを吐き出すところがない、吐き出したら最後、周りから奇異な目で、というか危険な人物のように思われてしまうことが背景にあるような気がします。

死にたいと思う原因の大半は、身近な人間関係にまつわることが多く、配偶者や親からの支配関係に悩む方が多いように見受けます。裏を返すと、その関係を見直して、幸せになりたいということなのですが、幸せだった実感がなかったりすると「生きている意味がわからない」というふうになってしまうようです。
確かに、「やりたいことを、やりたいようにやればいい」と言われても、何をしたら良いのか、何ができるのか、かなり多くの人々が自信を失いかけています。

そこに行政の経験未熟な相談員が「あなたは悪くないのよ」などと畳み掛け「悪いのは相手なんだから」と会ったこともない人の裁定を下してしまいます。世の中、一方的に悪いということはあまりありません。

「あなたは悪くないけど、相手が悪いわけでもない。違いを見つけて認め合いましょう」ということが、まずありません。誰かを悪者にするのはとても楽です。けれども、また重荷を背負ってしまうことになり、辛い毎日になります。

もちろん、良い悪いで片付くことではないです。特に家族間のことだから。家族にしかわからないことだから・・・と言うのは、言語化できない人の偉そうな言い訳です。自分に向き合っていけば「死にたい」のではなく「死にたいくらい辛い」と、一歩前進できる日が必ず来ます。

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